講師紹介と講座内容

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講師名:中 周子(なか しゅうこ)
講座名:和歌を読み解く(2)『古今集』以降の貫之
  ※継続講座のため、欠員が出れば受講できます。

◆講師自己紹介
 大阪府立大学大学院博士後期課程修了。言語文化学博士。現職は、大阪樟蔭女子大学芸学部国文学科教授。樟蔭学園内にある田辺聖子文学館の副館長も務めています。
 専門は平安時代の和歌文学、とくに一条朝の和歌で、主要な著書には『拾遺和歌集論攷』(和泉書院)、『和歌文学大系 紫式部集・藤三位集』(明治書院)があります。また、近現代作家と古典文学との関わりにも興味を持ち、与謝野晶子の『新新訳源氏物語』自筆草稿や田辺聖子の『新源氏物語』・『私本源氏物語』等についても研究しています。 
 大学3回生の時に『紫式部集』の和歌を読み、『源氏物語』作者の実人生を垣間見る面白さを知ったことがきっかけで国文学の道に進みました。以来、和歌を読み解くことによって、いにしえの有名無名の人々の心に触れ得る不思議さ面白さに惹かれています。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 和歌(短歌)は、日本独自の表現形式であり、日本語が文字を持たなかった古代から現代に至るまで驚くほど長い文学的生命を保ち続けています。日本語は和歌とともに発達してきたといっても過言ではないでしょう。本講座では、平安以降の和歌史を辿りながら、さまざまな和歌を読み解くことを通して、日本独自の美しい表現の成り立ちを学んでゆきたいと思います。
 前期に引き続き和歌史上に重要な役割を果たした貫之の和歌を取り上げます。貫之の和歌といえば、『古今集』に入集する和歌が有名です。しかし、貫之没後に成立した第二の勅撰集である『後撰集』でも、貫之の和歌は最も多く撰ばれています。今期は『古今集』入集歌とは、ひと味違った貫之の和歌を読み解きます。
 受講に際して特別な知識は必要ありませんが、和歌や歌人や古来の歌ことばに興味を持つ方のご参加をお待ちしています。希望があれば、受講生の皆さんの興味を持った和歌を取り上げて、鑑賞することも行いたいと思います。受講生の方(希望者)に、感想や考察を発表していただく機会も設けたいと思います。それらの場合は、初回時に読みたい和歌をお教え下さい。



◆毎月1回 第4土曜日 10:30〜12:00
 ※12月は休講月です。

第1回 10月27日(土)
  内容:『古今集』成立以後の貫之
紀貫之といえば、『古今集』との関わりにおいて論じられることが多いのですが、『古今集』成立以後も、貫之は『土佐日記』を執筆していますし、土佐から帰京後もさかんに和歌活動をしています。『古今集』成立以後の貫之の人生と和歌について概説します。

第2回 11月24日(土)
  内容: 第二の勅撰集『後撰集』の面白さ
『古今集』は平安和歌の代表として重んじられていますが、第二の『後撰集』は、あまり注目されてはいません。しかし、その成立過程や編纂意図、内容・構成は謎に満ちています。『後撰集』について概説します。

第3回 1月26日(土)
内容:『後撰集』の貫之詠(1)
『古今集』とは、編纂意図も構成も大きく異なる『後撰集』ですが、最多入集歌人が紀貫之であることには、変わりがありません。ところが、『後撰集』に撰ばれた貫之の和歌は、生前に貫之本人が自撰した『古今集』とは異なる基準で撰ばれています。『後撰集』の貫之詠を読み解きます。

第4回 2月23日(土)
  内容:『後撰集』の貫之詠(2)
前回に引き続き、『後撰集』の貫之詠を読み解きます。

第5回 3月23日(土)
  内容:名歌鑑賞
受講生の皆さんが興味を持っている和歌作品を取り上げて解説します。また、受講生の方(希望者)に感想や考察を発表していただく機会も作りたいと思います。

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