講師紹介と講座内容

〈古代学協会・佛教大学四条センター提携講座〉


講座名:百舌鳥・古市古墳群、世界遺産登録にむけて
講師名:西川 寿勝(にしかわ としかつ)

※この講座の会場は佛教大学四条センターです。
お申し込み不要。1回1000円の受講料を当日会場でお支払いください。
古代学協会正会員は無料です。
詳しくは講座担当までお問い合わせください。

◆講師自己紹介
 大阪府立狭山池博物館学芸員。
 おもな著作(共著)は『増補版邪馬台(ヤマト)国』(2015)雄山閣・『日本書紀』(2016)洋泉社・『三角縁神獣鏡・邪馬台国・倭国』(2006)新泉社・『三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡』(2000)学生社 など

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 現在、大阪では、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目指して、様々な活動を続けています。世界一大きな仁徳陵古墳・応神陵古墳はその被葬者が様々に議論されており、五世紀の天皇の実在を疑う考えもあります。全長400mを超える巨大古墳はどのように造営されたのか? 王権を支えた豪族は? 考古学と史料研究の最前線を紹介します。



◆毎月1回 第1水曜日 15:30〜17:00
 ※4月は休講月です。

第1回 5月23日(水) ※講座日注意
内容:「総論 世界遺産委員会と世界遺産登録」
 ユネスコ世界遺産委員会は毎年一回、193の加盟国によって世界遺産について検討する委員会です。これまでに1052件以上の文化遺産と自然遺産が認定登録され、日本も20件が登録されています。世界遺産委員会は国の代表などによる非公開会議で、予算や危機遺産への対応なども話し合われます。2004年に参加した時の体験談をまじえ、委員会の実態を紹介します。

第2回 6月6日(水)
内容:「応神天皇の実在性研究」
 百舌鳥・古市古墳群を世界遺産登録するにあたり、仁徳陵古墳・応神陵古墳などの名称が採用され、被葬者論や天皇の実在性など、さまざまな議論がおこっています。近年、応神天皇の実在性について、史学・考古学から新たな説が示され、話題となっています。五世紀王権の本拠地は河内か?大和か? 諸説を検討します。   

第3回 7月4日(水)
内容:「倭の五王と陵墓古墳の被葬者研究」
 『宋書』倭国伝には五世紀のわが国に五王がいたことを記します。五王は『古事記』『日本書紀』の天皇の系譜や事績と対比して、斉・興・武が允恭天皇・安康天皇・雄略天皇とされますが、讃・珍は定まりません。また、各天皇の陵墓古墳も諸説あり、さまざまに検討されています。百舌鳥・古市古墳群の陵墓伝承の謎解きです。

第4回 8月1日(水)
内容:「五世紀王権と世界遺産 沖ノ島祭祀遺跡」
 近年、朝鮮半島南端の小島から、倭系武器・武具などを副葬する古墳がいくつも発見され、倭の五王が九州から海を渡って、中国に通じたルートが復元されつつあります。そのルートの起点にあるのが海の正倉院、沖ノ島です。数多くの祭祀遺物は何を意味するのか? 世界遺産沖ノ島を紹介します。

第5回 9月5日(水)
内容:「百舌鳥(もず)・古市古墳群 世界遺産への道のり」
 2017年に日本政府の推薦候補に選定された百舌鳥・古市古墳群は、暫定リスト入りした佐渡金山・三内丸山遺跡などとともに世界遺産登録を目指しています。世界遺産登録にはどのような道のりがあるのか、世界遺産登録に向けてどのような取り組みを行ってきたのか、課題の克服や残された問題を紹介します。

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