講師紹介と講座内容

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講師名:水ノ江 和同(みずのえ かずとも)
講座名:縄文時代と縄文文化、そして現代社会へ
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◆講師自己紹介
 一般的に縄文時代とは、旧石器時代に後続する時代で縄文土器の出現をもってその始まりとし、弥生時代の最大の特徴である稲作農耕の始まりをもってその終わりとします。年代的には、約16,000年前から約2,800年前のおよそ13,000年間とされています。
 縄文文化は、世界史的にはおよそ新石器文化に相当します。しかし、新石器文化では「農耕」や「牧畜」をその生活基盤とすることに対し、日本列島の縄文文化は、シカやイノシシを対象とする「狩猟」、魚介を対象とする「漁撈」、そして木の実などの「採集」を生活基盤とします。こうしてみると、世界史的には少し異質な負のイメージを抱きがちですが、縄文土器にみる造形美①、土偶や石棒にみる精神性②、さまざまな耳飾やヒスイ製のペンダントにみる装飾性③は、世界史的に類例がないほど卓越した質と量を誇ります。
 本講座ではこの縄文文化について、縄文文化の概要、集落論、農耕論、洞窟論の最先端研究を紹介したうえで、最後にはこれら縄文文化をはじめとする日本列島の各種遺跡(埋蔵文化財)が、我々が生きる現代社会にどのように活かされ、息づいているかを解説します。
 特に予備知識は必要ありません。縄文文化はもちろん、遺跡と現代の我々との係わりに興味のある方は奮ってご参加ください。  

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 1962年生まれ。福岡県出身。同志社大学大学院博士課程を中途退学して、1988年から福岡県教育委員会で埋蔵文化財の発掘調査や生涯学習に従事。2000年から2005年に開館した九州国立博物館の開館準備に携わる。2006年からは、文化庁記念物課埋蔵文化財部門で日本全国の埋蔵文化財保護を担当。2018年から現職(同志社大学教授)。大学では考古学と文化財保護の授業を受け持つ。
 研究テーマは、①縄文時代における日本列島とその周辺地域(極東ロシア・朝鮮半島)との関係性解明、②埋蔵文化財を活かした文化財保護の在り方追究。
【著書】
2012『九州縄文文化の研究-九州からみた縄文文化の枠組み-』(雄山閣)
2020『入門 埋蔵文化財と考古学』(同成社)



◆講座スケジュール
月1回 水曜日 10:30~12:00  ※8月は休講月です。

第1回 6月23日(水)
内容:縄文文化の概要。縄文文化とはどのような文化だったのか。

第2回 7月7日(水)
内容:縄文集落論研究。当時の人々が生活していた空間・集落とは。

第3回 7月28日(水)
内容:縄文時代に農耕があったのか、なかったのかは、古くて新しい問題。最新情報の紹介。

第4回 8月25日(水)
内容:縄文時代といえば洞窟遺跡。洞窟遺跡の発掘調査と研究は、日本考古学の歴史と連動。

第5回 9月22日(水)
内容:縄文時代をはじめ、日本列島に所在する各時代の遺跡は総数約46万8,000ヶ所。世界でもっとも遺跡数が多い現代の日本に生きる我々は、それら遺跡とどのように向き合っているか。

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