講師紹介と講座内容

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講師名:中 周子(なか しゅうこ)
講座名:和歌を読み解く(5) 一条朝と『拾遺集』
  ※継続講座ですが新規受講できます。

◆講師自己紹介
 大阪府立大学大学院博士後期課程修了。言語文化学博士。現職は、大阪樟蔭女子大学芸学部国文学科教授。樟蔭学園内にある田辺聖子文学館の副館長も務めています。
 専門は平安時代の和歌文学、とくに一条朝の和歌で、主要な著書には『拾遺和歌集論攷』(和泉書院)、『和歌文学大系 紫式部集・藤三位集』(明治書院)があります。また、近現代作家と古典文学との関わりにも興味を持ち、与謝野晶子の『新新訳源氏物語』自筆草稿や田辺聖子の『新源氏物語』・『私本源氏物語』等についても研究しています。
 大学生の時に『紫式部集』の和歌を読み、『源氏物語』作者の実人生を垣間見る面白さを知ったことがきっかけで国文学の道に進みました。コロナ禍の時代となり、今更ながら和歌を読むことによって、いにしえの有名無名の人々の心に触れ得る興趣に惹かれています。

◆講座の内容紹介・受講される皆様へ
 和歌(短歌)は、日本独自の表現形式であり、日本語が文字を持たなかった古代から現代に至るまで驚くほど長い文学的生命を保ち続けています。日本語は和歌とともに発達してきたといっても過言ではないでしょう。本講座では、平安以降の和歌史を辿りながら、さまざまな和歌を読み解くことを通して、日本独自の心情表現を学んでゆきます。
 長らく休講していましたが、今期から再開して一条朝の和歌を取り上げます。一条朝は、『枕草子』や『源氏物語』等の仮名文芸が盛行し、一条天皇は勅撰集を下命しませんでした。しかし、先帝・花山院が第三の勅撰集である『拾遺集』を親撰しました。和歌の衰退期に、藤原兼家により退位に追い込まれた先帝の下命による『拾遺集』は杜撰な集と考えられ、古来の評価も低かったようです。しかし、藤原定家は、一読して感激したといいます。定家の『拾遺集』愛好の所以、『拾遺集』の前身である『拾遺抄』との関係、花山院の和歌熱を探りたいと思います。
 受講に際して特別な知識は必要ありません。古典和歌に興味を持つ方のご参加をお待ちしています。最終回は受講生の皆さんの希望を取り入れつつ、名歌鑑賞をする予定です。希望者には、感想や考察を発表していただく機会も設けたいと思います。その場合は、第3回目までに読みたい和歌をお教え下さい。



◆講座スケジュール
月1回 土曜日 10:30〜12:00 ※全3回講座

第1回 6月26日(土)
  内容:藤原定家と『拾遺集』

第2回 7月24日(土)
  内容:花山天皇の時代 

第3回 9月25日(土)
 内容:『拾遺抄』から『拾遺集』へ

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